趣味の園芸

キウイフルーツ

キウイフルーツは薬剤散布もほとんどしなくてすむ、家庭向きの果樹です。つる性で、つる自体が巻きつくので、摘心など夏場の管理をしないと収まりが悪くなります。そのうえ、寒くなるまで落葉しないので、テラスなどの日よけには向きません。また、雌雄異株のため、2本分の場所が必要です。ただ、並べて植えなくても、10m前後離れている程度なら受粉に問題はないので、雄木は物置の屋根などに這わせ、雌木だけを棚で育てればよいでしょう。品種を選ぶ場合、雌木の開花時期に合った雄木を選ぶ必要があります。人工受粉をするなら、開花の早い雄木の花粉を貯蔵しておくとよいでしょう。果実は追熟が必要で、収穫してもすぐには食べられません。